きょうだい会のメリット・デメリット

こんにちは。はいしーです。

今回は、きょうだい児であり、アダルトチルドレンでもあるはいしーが、
きょうだい会のメリット・デメリットをご紹介していきます！

メリット①　ゆっくり、静かに話をきいてもらえる

きょうだい会は、それぞれの経験を話す場です。
なので、ゆっくりと静かに話を聞いてもらえる可能性が高いです。

それでも、自分の苦しい経験を話すのは、最初は緊張すると思います。

きょうだい会の中には、
相手が話し終わるまでゆっくりときく、
相手から求められない限りアドバイスや「こうすればよかったんじゃない」ということは言わない、
といったルールを設けているところもあります。

なので、そうしたルールを設けているところを選ぶのも良いでしょうし、
「最初はきいているだけにしたい」「雰囲気を見るだけにしたい」
など自分の思いを最初に伝えてから参加するのが良いでしょう。

メリット②　自分の生活に直接関係ない人に話せる

きょうだい会で会う人は、自分の生活に直接関係ない人が多いです。
なので、私生活とは全く関係ない人だからこその話しやすさもあると思います。

友達や家族など、周りの人に話すときは、
それまでやその後の関係性に変化が生じてしまうこともあります。

ですが、きょうだい会ではその煩わしさや不安はありません。
自分に合わなければ、他のきょうだい会に参加すれば良い。
自分に合うきょうだい会を探していくことが大切です。

メリット③　いろいろな考え、思いをきくことができる

きょうだい会では、似たような境遇の人が集まりますが、
1つとして同じ人生はありません。

似たような境遇でも全く違う感じ方をして、違う行動をとっていることもあります。
なので、自分の生活や考え方に新しい選択肢が増えていきます。

また、自分がうまく言葉にできなかったことを言葉にしてもらえることもあります。
自分の気持ちを少しずつ言葉にできると、気持ちが整理されていきます。
気持ちが整理されていくと、自分自身が少しずつ分かるようになっていきます。

また、自分の経験を人に伝えられる言葉があれば、
自分が何を不安に思うのか、何を相手にしてほしいのか、
それらを伝えられるようになっていき、どんどん人生が楽になっていきます。

デメリット①　全く同じ感じ方、考え方の人はいない

きょうだい会に行くと、自分のことを全部理解してもらえるのではないか、
受け入れてもらえるのではないかとすがるような気持ちを持ってしまいがちですが、
自分と全く同じ感じ方、考え方をしている人はいません。

メリットに挙げたことと逆のことを述べているかもしれません。
それでも、他の人の意見を大切にし、否定せずきいてくれる人も多くいます。

自分にあったきょうだい会を見つけるには、
紹介文や、リーダーの人の雰囲気をよく見ることだと思います。
そこでなんだかちょっと怖いな‥とか、なんだか優しそうなところだなぁ、といったような
自分の最初の直感を信じることも大切だと思います。

最近はSNSで情報発信していたり、
オンラインできょうだい会を開催しているところもあるので、
いろいろなところを見て情報収集するのが良いと思います

デメリット②　大変な経験を追体験することになるかもしれない

他の人の経験をきくことが、自分の辛い経験を思い出すことにつながるかもしれません。
自分の経験と向き合うことはとても大切ですが、
それが一時的に気分の落ち込みにつながることもあります。

私も過去の記憶と向き合ったことで、とても気分が落ち込んでしまった時がありました。
それを乗り越えればまた気持ちが整理できるとは思うのですが、無理して行うことではありません。

なので、きょうだい会に参加するときは、
時間や体力、気持ちに余裕があるときが良いと思います。

デメリット③　共感してもらうだけで終わってしまう可能性もある

きょうだい会やACAに参加することはとても良いことなのですが、
最終的なゴールとしては、自分が生きやすくなること、
自分を大切にして楽しく生きられることなのではないかと私は思っています。

なので、きょうだい会やACAで辛さや苦しさに共感してもらって、
すっきりしてまた元の辛い家庭に帰るというのでは意味がないと思います。

現状を話し合うだけではなく、
そこから新たな発見がある場所、
自分の考えや行動を少しずつでも良い方向に変えて行ける場所を選ぶと良いと思います。

まとめ

きょうだい会のメリット・デメリットをご紹介しました！

現在、きょうだい会はどんどん増えており、様々な会があります。
なので、まずは自分の気持ちを大切に、
いろいろなきょうだい会に参加してみて、自分にあったものを選んでみてください。

応援しています。