こんにちは。はいしーです。
プロフィール
はいしー。2000年生まれ。きょうだいが難病(発達障害・聴覚障害など)。
親との関係に悩み、アダルトチルドレンの面もあり。
大学生から実家を出て一人暮らし。
たくさん悩んできた自分を受け入れて、
人生を楽しむ方法を模索中!
今回は、大人になってから家族関係の苦しさに気づいたはいしーが、
あれがフラッシュバックだったかも…と思う出来事についてご紹介します。
フラッシュバックとは
フラッシュバック(再体験症状)は、
動悸や息苦しさなど身体の反応を伴い、
意識が狭くなって自分を否定する考えに吞み込まれるような感覚、
気分がどーんと落ちるような体験のことを指します。
PTSDやCPTSDの症状としてよく挙げられます。
(参考:信愛クリニック.CPTSD(複雑性PTSD).https://shinai-clinic.com/cptsd.html)
フラッシュバックを日常的に体験している人は、
それがフラッシュバックであることを気づいておらず、
突然具合悪くなることがある、という程度に感じていることが多いそうです。
今回は私の経験から、あれがフラッシュバックだったかも…という症状について紹介します。
学校での授業
私は最初にご紹介したとおり、きょうだいが難病であり、
小さい頃からヘルメットや補聴器をつけていたり、
経管栄養、痰の吸引などを行っていたりしていました。
ですがそれは私が物心つくかつかないかのときの話で、
その後は姉も成長しほとんど普通の暮らしを送れるくらいになっていたので、
私はそのことをほとんど思い出すことはありませんでした。
ですが、大学時代にそれを思い出すきっかけがありました。
私は大学時代医学部に所属しており、小児分野の授業もあったのです。
その中でヘルメットなどの装具の写真や、
経管栄養、痰の吸引などを行っている子どもたちの写真が掲示されました。
そのとき、言い様のない不安感、嫌悪感、
その場から逃げ出したい、見たくないという思いに襲われました。
授業中はずっと下を向いて、
ぐるぐる回る気持ちと戦っていました。
自分の手に爪を立てて、2~3ヶ月消えないくらいの跡になったこともあります。
病院での実習
同様のことが、病院での実習中にもありました。
私が保育園~小学生くらいのとき、
きょうだいは病院に定期的に診察に行ったり、入院して手術をしたりしていたので、
私もそれに付き添って診察の間はずっと待っていたり、
入院している部屋に見舞いに行ったりしていました。
そのことも、小さい頃の出来事だったので普段あまり思い出すことはありませんでした。
ですが、大学時代の病院での実習でそれを思い出すことになりました。
病院での実習で患者さんの個室に入るとき、
部屋を仕切っているカーテンや、ベッド、床頭台(個室内にあるテレビなどが付属した棚)を
見るのがとても怖かったのです。
見る度に脈や呼吸が早くなって、周りの声が遠のいていく感じがしました。
またベッドサイドモニターやナースコールの鳴る音をきいたとき、
大学病院の薄暗い、古めかしい廊下を歩いているときも、身体に同じようなことが起きました。
体験を通して思ったこと
今回は、私の経験の中でも分かりやすい2つの例を紹介しました。
今回紹介したこと以外にも、他にも小さなきっかけはとてもたくさんあったように思います。
けれど、見ないようにしてきたというか、
まさかあれがフラッシュバックだなんて思ってもみませんでした。
フラッシュバックと言えば、もっと大変な症状で、
自分のこんな軽い経験をフラッシュバックと言ってはいけないという思いがありました。
今も、これをフラッシュバックと言っていいのかという思いはありますが、
こうして文字に書き起こしてみると結構大変な症状だったなと思います。
だから、今これを読んでくださっている方には、
ご自分の症状を軽く見ず、ご自分の体を大切にしてほしいと思います。
そして、可能ならば誰かに相談してみてほしいと思います。
まとめ
今回は、私のあれがフラッシュバックだったかも…と思う出来事についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
この記事が少しでも読んでくださった方に届けばとても嬉しいです。
この記事を読んでくださったあなたのことを思っています。
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