こんにちは。はいしーです。
プロフィール
はいしー。2000年生まれ。きょうだいが難病(発達障害・聴覚障害など)。
親との関係に悩み、アダルトチルドレンの面もあり。
大学生から実家を出て一人暮らし。
たくさん悩んできた自分を受け入れて、
人生を楽しむ方法を模索中!
今回は、大人になってから家族関係の苦しさに気づいたはいしーが、
複雑性PTSD(Complex PTSD)についてご紹介します!
Contents
複雑性PTSDとは
まず、複雑性PTSDの定義をご紹介します。
3つのサイトからPTSDの定義を引用しました。
複雑性PTSDは、慢性的な心の外傷体験が原因で発生する精神障害です。
通常の PTSD とは異なり、より複雑な症状が見られます。大阪メンタルクリニック梅田院.複雑性PTSD その1.https://osakamental.com/symptoms/ptsd/ptsd1.html#:~:text=%E8%A4%87%E9%9B%91%E6%80%A7PTSD%E3%81%AF%E3%80%81%E6%85%A2%E6%80%A7,%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%8C%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
単回の心の傷反応であるPTSDに対し、
心の傷を繰り返し持続的に受け続けた結果、発症するのがCPTSDです。信愛クリニック.CPTSD(複雑性PTSD).https://shinai-clinic.com/cptsd.html
「複雑性PTSD」というのは、もっとも多くは、
逃れることができずに長期間繰り返されたトラウマの後に生じるNHK.「PTSD 心のケガを手当てする」② ~複雑性PTSD~.https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/ken20240625.html
最もよく知られているPTSDというのは、
地震などの大きな災害、性被害など
PTSDを発症しうる出来事をこれと特定することができるものです。
ですが複雑性PTSDの場合はその出来事を特定できるわけではなく、
長期間にわたって受けた心の傷のことを意味するようです。
症状
次に、複雑性PTSDの症状について上記の3つのサイトからまとめました
自己組織化の障害
感情のコントロールが難しい
傷つきやすい
感情が抑えきれないことがある
認知・気分の陰性変化
自分を否定する気持ちが強い
独りぼっちだ、誰もわかってくれない、自分が悪いと思う
自分がいない方がいいんだと思う
対人関係障害
周りの人を心から信じることが難しい
人と関わりをもつことを避けようとする
その他、再体験症状(フラッシュバック)、回避症状(フラッシュバックを起こす場所を避ける)、
過覚醒状態(過度に警戒心をもち、おびえる)などPTSDと共通した症状も挙げられています。
再体験症状は、動悸や息苦しさなど身体の反応を伴い、
意識が狭くなって自分を否定する考えに吞み込まれるような感覚、
気分がどーんと落ちるような体験のことを指すそうですが、
フラッシュバックを日常的に体験している人は、
それがフラッシュバックであることを気づいておらず、
突然具合悪くなることがある、という程度に感じていることが多いそうです。
また回避症状には、辛いことを思い出す場所をさけようとするだけでなく、
辛い出来事があったこと自体を、記憶から消してしまったり、
あたかも他人事かのように淡々と対応する反応も含まれるらしく、
「心を飛ばす」ことで辛い現実から心を守ろうとしているそうです。
原因
原因は、最も多いのは幼小児期の心のダメージだそうです。
暴力や暴言、性的な虐待、ネグレクト、
その他にも親のメンタル不調、両親の離婚、塾や習い事の強制など、
たとえ親が子どもを愛していたとしても、
子どもの気持ちが傷つけられていれば複雑性PTSDを発症することがあります。
診断・治療
複雑性PTSDは2018年初めてWHOの国際診断基準で定義された疾患です。
またうつ病や不安障害、ADHD、学習障害など他疾患と合併していることも多いこと、
その方の幼少期のエピソード、家族や周りの大人との関係を慎重にきく必要があること、
対人関係を築くことの困難さがありその方と治療者との安定した関係を築くことが難しいことなどから
診断には高度な専門性が必要になり、診断や治療には難しい面も多いようです。
ただ、「複雑性PTSD」と検索すると
それを紹介しているメンタルクリニックがいくつか出てくるので、
それらのキーワードを掲載している医療機関であれば診断や治療を受けられるかもしれません。
その他、感情のコントロールをしやすくなるための取り組みとして、
心を落ち着けるためのジャーナリングや呼吸法、マインドフルネス、
体の緊張を和らげるストレッチやヨガなども良いとされているようです。
複雑性PTSDには人を心から信頼することが難しい、という難しい症状があるので、
その気持ちが強い場合は、上記のように自分で自分の心や体のケアを行って、
自分を治療のパートナーとするのが良いかもしれません。
まとめ
今回は複雑性PTSDについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
私自身も複雑性PTSDと似た症状を抱えている身として、
たくさんの方法を求めて活動してきました。
辛いことも本当にたくさんありましたが、
少しずつ、少しずつ自分は変わってきていると感じます。
このような症状は数年、数十年かけて本当に少しずつ良くなっていくものなのだと思います。
苦しいときは立ち止まって、しゃがみこんで、横になって、何もしなくて良いと思います。
こんなこと二度とやるか、と思ってもいい。
そのときの、自分の気持ちを一番大切にしてください。
したくないことはしなくてもいい。
自分の心と体、それから自分がしたいことを一番大切にしてください。
この記事が少しでも読んでくださった方に届けばとても嬉しいです。
この記事を読んでくださったあなたのことを思っています。
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