きょうだい児が大学生から一人暮らしして良かったこと 4つ!

きょうだい児・アダルトチルドレン

こんにちは。はいしーです。

プロフィール

はいしー。2000年生まれの24才。きょうだいが難病(発達障害・聴覚障害など)。
親との関係に悩み、アダルトチルドレンの面もあり。
大学生から実家を出て一人暮らし。

たくさん悩んできた自分を受け入れて、
人生を楽しむ方法を模索中!

もうすぐ社会人になる私が、
大学4年間を家族と離れて一人暮らしして良かったことを4つ挙げていきます。

置かれてきた状況に気づいた

なんといってもこれが一番大きいように思います。
実家にいたときは、そのときの自分が苦しい状況にあることも気づけませんでした。

いつも余裕がなく、何かにおびえていて、
周りの人に嫌なふるまいをしてしまう自分が大嫌いでした。

でも一人暮らしを始めて、
余裕がないことは私のせいではなかった、ということに気づくことができました。
そのことで、すっと気持ちが楽になったように思います。

好きなことが分かるようになった

一人暮らしして一番楽しかったのが、これです。

私は小、中、高校とずっと
自分の好きなものや得意なこと、したいことがよく分かりませんでした。
趣味のアニメや漫画、アイドルを
キラキラした目で話している友人がすごくうらやましかったです。

でも、一人暮らしを始めてから、
自分だけの時間を過ごせるようになって、
自分のことを考える時間が格段に増えました。

自分が何が好きか、どこに行きたいか、
どんな人に会いたいか、今どんな気分でいるのか。
ゆっくり考えて、そして行動に移す余裕がもてるようになりました

実際、大学に入ってからは、
とりあえず何でもやってみよう!という気持ちを持てるようになり、
たくさんのサークルに入り、たくさんの人と話し、
とても充実した日々を送ることができました。

他の家族と比較できるようになった

私は小さいころから、自分の家庭はほかの家庭と何か違う…ということは感じていましたが、
決定的なものは得られませんでした。

何か両親との関係が苦しい気がするんだけど、
両親から愛されていることは分かっていたし、
周りの友達と話があう部分も多くあったので、そういうものなのかなと。

きょうだいのことも、聴覚障害があることは分かっていたけど、
それを障害とは感じていなかったので、耳がきこえないだけでしょ?という感じでした。

きょうだいの様子が、他にもなにか違うということはけっこう強く思っていましたが、
発達障害のことは知らなかったので、その違和感を言い表すこともできませんでした。

周りの友達にきょうだいとの喧嘩のことを話したことはありますが、
「あ~わかる。」といわれて、
そうなのか…やっぱりうちだけじゃなくて、よくあることなのかな…
と思ったのを強く覚えています。

一方で、大学生になってからは少しずつ自分で情報を調べて、
自分が経験したこととぴったりの言葉を見つけられるようになりました。
そしてゆっくり話をきいてくれる先輩や友人ができ、
少しずつ自分の家庭が普通ではなかったということに気づくことができました。

そのことで、初めて自分の家庭を客観的にとらえられたというか、
私たちって、支援が必要だったんだな~ということもふっと感じられるようになりました。

まあ、ふつうの家庭とは? ふつうの家庭なんてないのでは、とも思うのですが笑。

きょうだいを好きになれた

これは、自分がとても楽になれたことの一つです。

実家で暮らしていたころは、
どうしてもきょうだいの行動が気になって、いらいらしていました。

それを親に伝えても困った顔をするばかり。
果てには「相手を変えるより、自分が変わった方が楽だよ。」という言葉をかけられ、
とてもショックでした。

何より、一番嫌だったのはきょうだいにいらいらしている自分でした。
小さい頃はきょうだいと仲が良くて、大好きでした。
そんなきょうだいを簡単に嫌いにはなれません。
大好きと大嫌いがずっと、ぐるぐる、ぐるぐるしている感じでした。

こんなに大好きな人に何でこんなにいらいらしているんだろう。
自分がとても嫌いで、自己嫌悪でいっぱいになって、それがとても苦しかったです。

でも、実家を離れてからはそんな悩みがなくなりました。
自分に直接影響がないことで、きょうだいを嫌いになる原因がなくなりました。
たまに実家に帰ったときはちょっと大変ですが、
たまにだとかわいく思えるんです笑。

今、苦しい思いをしているきょうだい児の方からすると、
きれいごとに感じるかもしれませんが、
でも、私はきょうだいを大好きでいられることで、本当に楽になりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
実家を出ることに、経済的・物理的・精神的な難しさがある方も多いのではと思います。

それでも、きょうだいや家族のためではなく、自分のために
自分のための選択肢として、ぜひ、考えてみてほしいです。

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